前回の
ラインの特徴 〜フロロカーボン〜
のフロロカーボン編に続きこちらでは
『PE』について書いていきます


PEライン 2



〜PEライン〜


まずは価格帯からですが
ナイロン、フロロ、PEの中で最もPEが高いです。

ですが最近ではPEラインが普及してきた事もあり
だいぶ安いラインも多く出てきました



PEラインはナイロン、フロロと比べ
直線強度がものすごく強いです

メーカーごとに異なりますが
同じ太さのPEとナイロンとでは
およそナイロンの3倍の強度があります。



そして
ラインの伸びは
ナイロン>フロロ>>PE
のようになります。

よって
ラインを張っている状態での感度は
PE>>フロロ>ナイロン
感度はバツグンに良いです



伸びが少ないのでフッキングもよく決まります

逆に伸びが少ないので中には
バイトを弾いてしまう事もあります



そして伸びが少ないこのラインは
もう一つ欠点がありまして
急激な負荷がかかると切れやすいです

それから擦れに弱いという事です

なのでそのうち詳しく書きたいと思っていますが
リーダーというものを使う必要が出てきます



次に
ラインがたるんだ状態での感度は
フロロ>>ナイロン>PE
となります。

ナイロンよりも感度が悪く
たるんだ状態では完全に
わからないというくらいに感度が悪いです

PEはラインを張った状態と
張ってない状態での感度は
天と地の差です



そして比重は
 
フロロ>>ナイロン>PE
=1.78>>1.14>0.98

となります。



比重が低いので
風が強い日などは流されてしまって
きちんとラインを水面につけるなどして
対策取らないとラインが流されます



1より小さいので完全に水に浮いてしまいます



このラインは巻き物(スイミング系など)系
にはバツグンに相性が良いでしょう

また浮くので
フローティング系のルアーなどにも良いですし
現在では船釣りやルアーキャスティング、エギングには
欠かせないラインとなっています



そして結び目の強度ですが
このラインはナイロン、フロロと比べ
圧倒的に結び目が弱いです

結んでも抜けやすいですし切れやすいです

なので先ほども書きましたがリーダーというものを使って
その部分を補強する必要があります

正しくリーダーを使えば
釣りをする上では全く問題のない強度を出せます



このラインもフロロと同様にクセがあるので
初めて釣りをする方にはあまりオススメできません



まずライントラブルが起きると
直せないくらいにひどくなる場合が多いです

それからスプールにしっかりとテンション(糸を張る)をかけて
巻き取らないとライントラブルが起こりやすい

それから伸びないので
キャストする時のリリースタイミングがつかみ難い



ということもあります



しかしPEは扱えるようになると
飛距離は出るし強いし、ラインを張ったときの感度は良い
一度扱えるようになると他のラインに変えられない
と思ってしまうくらいによく出来ているラインだと思います




PEライン 3

〜PEライン〜

長所
・直線強度が非常に高い
・ラインが張った状態での感度はピカイチ
・フッキングがしっかり出来る
・飛距離が出る

短所
・高価
・ラインがたるんだ状態での感度が悪い
・バイトを弾く事もある
・急激な負荷に弱い
・結び目の強度が低い
・根ズレや歯など擦れ等に弱い
・リーダーを取り替える必要がある
・ラインが風に流されやすい
・ライントラブルが起きやすい
・リリースタイミングがつかみ難い

特徴
・ラインが浮く



ナイロンフロロカーボンPE
ライン3種の特徴を書いてきましたが
少しはラインの特徴がわかっていただけたでしょうか?



もし何か質問等あれば
コメントしてくださいね(^^♪